製図用の台紙に描かれたひとつの完成した構造。同じ構造を写したトレーシングペーパーが、片方の角からめくり上げられている。

オープンソース版

Mac アプリの前に、ウェブ画面を持つ Python のプログラムがありました。それはいまも残っています。同じ発想を、いちばん素朴なやり方で組んだものです。標準ライブラリだけで書いた一枚のサーバー、フレームワークもビルド手順もない素の HTML と CSS と JavaScript の画面、そしてプランニング層を持つローカルの SQLite ファイル。

体験版でも、機能を削った見本でもありません。ひととおりそろっていて、Mac アプリはこれを相手に設計されました。ライセンスは MIT です。

github.com/Cogria-AI/ReminderMap

01 / 中身

入っているもの

  • マインドマップ。リマインダーを無限のキャンバス上でグループ、列、サブタスクの木に組み直せます
  • スケジュール画面。何が期限で、何が崩れかけているかを日ごとに
  • 振り返りの画面。実際に片づいたものが月ごとに残ります
  • Apple リマインダーの読み書きは EventKit だけを通ります。Mac アプリと同じです
  • プランニング層を持つローカルの SQLite ファイル、自動バックアップ、JSON への書き出し
  • システムの言語に合わせて切り替わる英語と中国語の画面

02 / 違い

入っていないもの

clone してから気づくより先に、はっきり言っておいたほうがよい違いがあります。

01

AI 連携はありません

アシスタントにプランニング層を読み書きさせる MCP のエンドポイントは Mac アプリにしかなく、アプリが料金をいただく三つのうちのひとつです。オープンソース版に入れてしまうと、有料の側が存在する理由がなくなります。あとで気づかれるより、いま申し上げるほうを選びます。

02

ネイティブアプリではありません

ブラウザで開くローカルのサーバーとして動きます。メニューバーもウインドウの復元も App Store 経由の更新もなく、許可のダイアログはアプリではなく、起動したターミナルに対して出ます。

03 / 関係

二つの関係

設計は同じ、実装が二つあります。Mac アプリはこのコードを包んだものではなくネイティブに書き直したもので、それぞれ別に育っています。

この版を公開したままにしているのは、公開されている価値があるからです。コードは午後いっぱいあれば読み切れる大きさですし、MIT なのでフォークして好きなところへ持っていけます。

04 / 読者

こういう方に

  • リマインダーを預ける前に、書いてあることを自分で確かめたい方
  • 自分のソフトウェアは自分で動かしたい方、ターミナルが苦にならない方
  • フォークしてよそへ持っていきたい方。ライセンスがそれを認めています

05 / すぐ動かす

動かす

  • macOS 14 以降。EventKit のフルアクセス API を使うためです
  • Python 3.9 以降。標準ライブラリだけで、pip で入れるものはありません
  • Xcode Command Line Tools。EventKit と話す小さな Swift のヘルパーを初回にコンパイルするためです
git clone https://github.com/Cogria-AI/ReminderMap
cd ReminderMap
python3 server.py

あとはブラウザで 127.0.0.1:8788 を開きます。初回に macOS がリマインダーへのアクセスを確認します。書き込みは本物の書き込みです。ここで完了にしたり削除したりすると、実際のリマインダーが変わります。Mac アプリとまったく同じです。

サンプルデータで動くブラウザ版です。ひと通りの操作はここで試せます。Mac 版アプリはこれより速く、あなた自身のリマインダーで動きます。ここでの変更は保存されません。再読み込みすれば元どおりです。